知能機械工学科・早坂 良 准教授と大村 高弘 准教授が産業応用工学会全国大会2017で優秀論文発表賞を受賞

2017年9月23日

  本校(校長:角田範義)の 知能機械工学科の早坂 良 准教授が産業応用工学会全国大会2017(平成29年9月21日~23日、九州工業大学戸畑キャンパス)で口答発表を行い、優秀論文発表賞を受賞しました。産業応用工学会は、製品化を視野に入れた応用研究からプロトタイプの製作、製品開発までを領域とし、その領域における研究、開発を推進している学会です。

 この研究は早坂准教授が本校・知能機械工学科・大村高弘 准教授および明石高専・機械工学科・藤原誠之 准教授と共同で進めている「溶液堆積法を用いた磁性ナノ粒子からなる薄膜製造過程のシミュレーション」に関する一連のものです。磁性ナノ粒子の薄膜製造技術はコンピュータのハードディスクやメモリに代表される記録媒体を作成するために非常に重要であり、記録容量をさらに大きくするためには今までにない新しい作成方法を開発しなければなりません。そこで早坂准教授らは液体中で磁性ナノ粒子を沈ませて液体の温度と磁場をコントロールすることにより薄膜を製造させる技術を考案し、コンピュータシミュレーションでこの技術を再現することに成功しました。

 今回の受賞を受けて早坂准教授は「2012年に和歌山高専に着任した頃にこの新規技術を考案し、3年間の試行錯誤や様々な苦悩を経て成功することができました。その結果、薄膜を作るための条件やコントロール法が徐々に明らかになり、この技術の有用性が示されました。この研究の一部は、独立行政法人国立高等専門学校機構・平成24年度補正予算によるものです。この場をお借りして関係各位に深く感謝申し上げます。また、2016年には高速化にも成功したので、これからも我が国の科学技術の発展のため様々な学会にて精力的に研究発表していきたいと思います。」と抱負を述べました。

       優秀論文発表賞を受賞した早坂良 准教授
 角田校長と優秀論文発表賞を受賞した早坂 良 准教授と共同研究者の大村准教授