和高専・次世代テクノサロンを開催

2018年1月30日

 本校(校長:角田範義)では、1月30日(火)、「和高専・次世代テクノサロン」(NPO法人 次世代エネルギー研究所 代表: 高木 浩一 氏)を18:00から御坊商工会議所を会場として開催しました。
 今回は、QRコードを活用した爪等に貼りつけることができるシール(爪Qシール®)による高齢者見守りシステムを開発した株式会社オレンジリンクスから 杉本 一彦 総務部長と本校電気情報工学科 村田 充利 准教授の2名を講師として招き、本校 土井 正光 地域共同テクノセンター長の司会のもと講演を行いました。

 まず、杉本氏の講演では、『QRコードを利用したシステム事例のご紹介』と題して、株式会社オレンジリンクスが開発した爪Qシール®を活用することで、高齢者が徘徊などで警察等に保護された時に身元確認を容易にすることができた事例や爪Qシール®の自治体や福祉施設への導入状況などを紹介しました。また、高齢者だけでなく、災害時や緊急時における身元確認などの情報の管理に役立つQRコードシールの製品化の可能性について説明しました。

 続いて、本校村田准教授の講演では、『QRコードとドローンを用いたスマートフォンによる避難誘導に関する研究』と題して、災害発生時に避難場所の位置情報を埋め込んだQRコードとスマートフォンにより、避難経路をスマートフォンの画面上に表示させ、ドローンを用いて安全に避難場所まで誘導する研究について、研究の進捗状況や今後の展望を説明しました。

 講演後の質疑応答においては、活発な意見交換が行われ、盛況のうち講演会は終了となりました。
 今年度の和高専・次世代テクノサロンは、今回で終了しました。来年度の開催については、詳細が決まり次第、本校HP等でご案内します。

 

H30.1.30 和高専・次世代テクノサロン写真1 H30.1.30 和高専・次世代テクノサロン写真2
冒頭挨拶をする角田範義校長 講演する杉本氏
H30.1.30 和高専・次世代テクノサロン写真4  
 質疑応答の様子