重松教授の最終講義を開講
2018年2月22日
2月22日(木)、本校(校長:角田範義)の総合教育科 重松正史 教授の最終講義が行われました。重松先生は1996年に本校に着任され、22年間にわたって教鞭をとってこられました。「『記憶』から見た日本社会」と題された最終講義では、先祖教(柳田国男)を特色とするはずの日本人が曾祖父の名を言えないなど、自分たちの先祖についてほとんど忘れてしまっていること、名字の種類が多く、一族の系譜が名前に現れにくいこと、戦争をきっかけとして「父」の存在感が失われたことなど、私たち日本人が「記憶」をなくしつつあることを指摘されました。
180人の定員の階段教室は立ち見が出るほどの盛況ぶりで、会場からの質問に重松先生が答えられるたびに笑い声が起こりました。先生からは担任を持たれたクラスでの思い出話なども披露されました。講義の後は、重松先生との記念撮影を希望する学生が集まり、楽しげな談笑が続きました。
講義の様子1 | 講義の様子2 |