平成29年度 男女共同参画講演会 開催

2018年3月8日

本校(校長:角田範義)では、38日(木)、大講義室において、平成29年度男女共同参画講演会を開催しました。
 本講演会は、講師に豊橋技術科学大学 学長補佐(男女共同参画担当)中野 裕美 教授をお招きし、『働き方とキャリア形成について ~男女共同参画推進の観点から~ 』と題して行われました。
 まず本校の三岩敬孝 男女共同参画室長が冒頭挨拶と講師の紹介を行い、その後、中野氏による講演が行われました。
 講演では、まず「おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に」の昔話のイラストが出され、性別による決定や、性別による、女の「くせに」「らしさ」が謳われていたのは昔話であり、これからは「自分らしさ」を考える時代であると説明されました。
 また、社会(組織)の活性化のために男女共同参画がいかに必要であるかを話され、体力や物理的な力は別として性別による能力の差は無いことがデータとして判明していることや、女性が活躍する大手企業がいかに業績を伸ばしているかなどについて、様々なデータを交えて説明されました。さらに、そういった組織にするためには組織のトップや上司が「イクボス(=多様な働き方を応援し、リーダーとして組織の生産性を高めようと力を尽くせる上司のこと)」となる覚悟をもつことが必要であると話されました。
 また、日本は海外に比べ男性の家事・育児関連の時間が非常に短い(家事1時間、うち育児39分)ことから、配偶者の理解や家事分担への協力が必要不可欠であることを説明されました。
 講演後には、参加した教員や中野教授自身の経験等も交えて様々な質疑応答が行われ、非常に有意義な講演会となりました。

司会の三岩男女共同参画室長 講演会の様子 講演される中野教授
 司会の三岩男女共同参画室長  講演会の様子  講演される中野教授