平成29年度第5回FD講演会の開催

2018年3月16日

本校(校長:角田範義)では、316日(金)に大講義室(100番教室)において、平成29年度第5回FD講演会を開催しました。
 講師は、田辺市の真砂充敏市長をお招きし、角田校長の挨拶の後、「人と地域が輝き、未来へつながるまち田辺」をテーマに講演会が行われました。
 講演では、人口や産業などの田辺市の特徴を話された後、“世界遺産”とは何かということを説明されました。
 世界遺産には、自然遺産、文化遺産、農業遺産があり、田辺市内では2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界文化遺産に登録されていましたが、2016年には「鬪雞神社(闘鶏神社)」や熊野古道で未登録だった「長尾坂」などの5か所が新たに世界文化遺産に追加登録されたことを説明されました。特に、熊野古道に関して文化遺産でありながら、自然遺産の側面も併せ持つことを説明されました。
 また、田辺市が抱える課題として人口減少があり、将来に与える影響をふまえて、解決策と価値の創造を提示されました。
 そのために、2060年の人口54000人を目標に設定され、紀伊田辺駅~鬪雞神社エリアの景観まちづくり刷新事業や扇ヶ浜公園整備事業、「たなべ未来創造塾」を活用したビジネスプランなどを説明されました。
 講演後の質疑応答では、本校環境都市工学科の靏巻教授と意見交換がなされ、非常に有意義な講演会となりました。

 

角田校長挨拶 講演される真砂田辺市長 講演会の様子
角田校長挨拶   講演される真砂田辺市長  講演会の様子