美浜町の松林保護のための委託研究中間発表会を開催

2018年8月28日

本校(校長:角田範義)では、828日(火)、「ふれあいと健康と起業のまち創生協議会」と共催で、「松林保護のための委託研究中間発表会」を美浜町地域福祉センターで開催しました。

本研究は、松林が広がる美浜町吉原公園周辺の再整備を進めることを目的とした地方創生事業の一環として、「ふれあいと健康と起業のまち創生協議会」が本校に研究委託したもので、本校教員はそれぞれの専門的観点から、1年間かけて研究を行います。

山吹 巧一教授(電気情報工学科)は「飛行ドローンと電子タグを組み合わせた松くい虫被害モニタリングの構築~松林俯瞰(ふかん)画像の取得と樹木位置推定手法の確立」をテーマに、ドローン飛行による松林の画像取得、枯損木管理の高精度化と省力化を図る試みを説明しました。
 米光 裕教授(生物応用化学科)は、「煙樹ヶ浜松林におけるマツザイセンチュウ罹患樹の調査」をテーマに、松枯れの効果的な予防のため、マツザイセンチュウの罹患樹の有無の現状を報告しました。今回は枯損木7、切り株714検体中、6検体(枯損木5、切り株1)の陽性反応が出たと発表しました。
 奥野 祥治准教授(生物応用化学科)は、「天然由来の松枯病原菌虫の誘因、駆除成分に関する研究」をテーマに、殺虫、忌避、誘因効果のある天然由来の駆除成分を調査し、薬剤散布より、環境負荷の少ない新たな防除法を検討しました。
 横田 恭平助教(環境都市工学科)は、「津波・風雨による塩害被害を想定した土壌塩分濃度の変化および浄化法」がテーマで、現地の松林の土壌調査を行い、風による海水成分や塩害被害を想定し、土壌に残る塩分が洗浄されるにはどの程度の降雨量と期間がかかるかと述べ、それらの松林は育成に耐えられるのかを解明するとしました。
 児玉恵理助教(総合教育科)は、「煙樹ヶ浜の地方史の聞き取り調査及び煙樹ヶ浜の松林の管理についての聞き取り調査」をテーマにこれから実施に調査を開始することを発表しました。

来年の3月に各教員らは本研究の最終報告を行う予定です。

発表する山吹教授   発表する米光教授  発表する奥野准教授
  発表する山吹教授   発表する米光教授   発表する奥野准教授
 発表する横田助教   質疑応答の様子  
  発表する横田助教   質疑応答の様子