吉田教授の最終講義が行われました

2022年3月31日

 本校(校長:北風幸一)では、令和4年2月24日(木)、総合教育科の吉田芳弘教授の最終講義が催されました。

 ご自身の生い立ちに絡めて恩師の方々への感謝の言葉を交えながら、34年に渡る本校での勤務と並行して行ってきたご自分の研究を紹介されました。受講に集まった理系の学生には親しみのある「電磁誘導の法則」(磁場と電流と力とのあいだの関係)になぞらえ、紙の上に文字によって綴られることで成立している物語に発現する「文学的電磁誘導の法則」に関しての、『最初の悩み』(F.カフカ)や『ロボット』(K.チャペック)を範例としたお話は、刺激的で知的好奇心をそそる内容でした。
 最後に「全ての始まりには不思議な力が働く」という
H.ヘッセの言葉を引用して、「退職後は宮澤賢治を読みます」と今後の抱負を語られていました。

 吉田先生はひとたび定年退職されますが、来年度も再雇用教員として本校で教鞭をとり、これまでどおり主に英文法とドイツ語を担当されます。今後も校内外でますますご活躍されることを祈念いたします。

卒論を手にする吉田教授

学生時代の卒業論文を手にして。
「清書が終わったときの、ずっしりと重かった感覚が
とても嬉しかったことを今も覚えています。」