オランダ訪問記2007

 2005年、2006年にそれぞれ2週間、2007年4月~2008年3月、オランダでインドネシア史の資料調査を行ってきました。オランダ植民地期のインドネシア史を研究しているものにとっては、多くの資料を実際手に取ってみることができるいい機会でした。途中、お会いした大学の先生方にはたいへんお世話になりました。

 オランダ第3の都市デン・ハーグには国立公文書館があります。まず資料のインデックスを探し、見たい資料の整理番号をPCを使ってオーダーすることによって実物を見ることができます。2006年から予約制でデジカメによる撮影が認められるようになりました。もう少し自由にやらせてくれるとうれしいのですが……。

 

 デン・ハーグ市の紹介です。上の写真はビネンホフといって13世紀から17世紀に建てられた建築物で、国会議事堂などとして使用されています。奥にはマウリッツハイス美術館があります。フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」「デルフトの眺望」などで有名です。こじんまりした美術館ですが、他にもレンブラント、ルーベンスなどの大作を所有していて、ここを見るためだけにハーグを訪れる人がたくさんいます。ちょうどこの日は天気もよく、オープンカフェでビールを楽しむ人達でいっぱいでした。

 

 2007年には植物園に面したライデン大学の建物の一室を借り、研究していました。ここから歩いて王立地理言語民族学研究所(KITLV)に通うことができます。植民地期からオランダにおけるインドネシア研究の中心地です。1階はインドネシア関係の膨大な蔵書がある図書館で、3階には未刊行文献の資料室があります。ライデン大学に通う留学生や他の国から来たインドネシア研究者が集まり、情報交換することができます。

 

 ライデンは文化の薫り高く落ち着いたいい街です。昼休みや夕方に散歩してまわりました。風車や運河沿いのカフェはいかにもオランダという感じです。 

 上の写真は国立民族学博物館です。インドネシア、日本のコレクションに面白いものがあります。ライデンはシーボルトゆかりの地としても有名です。シーボルト・ハウスという博物館もあり、大学付属の植物園にはシーボルトが日本から持ち帰った植物が育てられた日本庭園もあります。

 

  次はアムステルダムです。ここには王立熱帯研究所(KIT)があり、ライデン、ハーグにない資料もおいてあります。隣は博物館になっています。そのほか、アムステルダムの紹介です。隣はアンネ・フランクの隠れ家。世界中から多くの観光客が訪れています。そのほか国立ミュージアムとゴッホ美術館、運河の遊覧船クルーズがおすすめです。