人文系公開講座
「物語られた世界-科学技術と人間2011-」開催


 文系公開講座「物語られた世界ー科学技術と人間ー」が、9月25日(日)に和歌山市西高松にある和歌山県立図書館文化情報センターで開催された。
 この講座は、日本や諸外国の物語や歴史を、講演者独自の読み方や解釈を交えながら紹介し、物語の面白さと共に、日本と海外の歴史や文化に触れてもらうことを目的としている。
 25日の講座では、前半に平山規義准教授による「天文学者カミーユ・フラマリヨンと奇想小説『此世は如何にして終わるか』」の講演があり、地球の滅亡を描いた最初のSF小説の一つを紹介しつつ、単なるファンタジーとしてではなく人類の行く末を真剣に考える必要性が説かれた。
 後半には、森岡隆准教授が「フォークナーの『熊』ほかを通して考える大自然 ―森林伐採と狩猟と歴史―」と題して講演し、約120年前のアメリカ南部の大森林を舞台に繰り広げられる、伝説の熊をハンターたちが追い続ける物語を通して、大自然と現代人の関係について深い印象を与えた。
 聴講者は、どちらの講演にも興味深く耳を傾け、「面白かった」「参考になった」などの感想とともに、満足のいく時間をすごしていた。

 なお、次回の講座は11月26日(土)に御坊市中央公民館で開催される予定である。

講演中の平山准教授 講演中の森岡准教授