公開講座「Bridge(はし)のきもち」開催

 7月29日(土)に公開講座「Bridge(はし)のきもち」を環境都市工学科(三岩敬孝主任)が開催し、小・中学生11名、見学者6名の計17名が参加しました。
 まず、環境都市工学科5年の落合壮太君から、橋梁の種類や材料、そして、構造形式について説明がありました。その後、同じく環境都市工学科5年の有永健人君、南場響哉君、西平朋生君、花房颯君らの指導の下、イギリスのフォース橋建設時に撮られた実験写真を再現しました。
 フォース橋は1890年に竣工した鉄道橋であり、建設当時は世界一の長さでした。その当時、ヨーロッパにはこの橋梁の構造形式であるキャンティレバー構造が存在しなかったため、人々を納得させるために構造の原理の実演が行われ写真が撮られました。この写真には、当時イギリスに留学していた日本人の技術者、渡邊嘉一が写っている(中央の吊スパンに座っている人物)ことも有名です。
 参加者は、初めに吊スパン(渡邊嘉一と同じ位置)に座り構造が安全であることを確かめました。その後、両端の片持ち部を体験し、わずか10kgの重りを吊スパンに載せたときも腕が相当引っ張られることを実感しました。
 参加者の感想では、「橋の気持ちがよくわかった」「理解できるか不安だったけど、わかりやすくて安心した」「大変だったから、自分が橋だったらたくさん時給をもらわなければ」などの意見がありました。
 なお、本講座は文部科学省主催の平成29年度地(知)の拠点整備事業(COC)の助成を受けています。
 
  ・担当教員:環境都市工学科 准教授 山田 宰
  ・補助学生:環境都市工学科5年 落合壮太、有永健人、南場響哉、西平朋生、花房颯

公開講座

「Bridge(はし)のきもち」
渡邊嘉一の写った写真
(土木学会:「フォース橋の100年」より)
吊スパンに乗る参加者と耐える補助学生 吊スパンに重りを載せ、力を実感する参加者