エネルギー教育モデル校 和歌山高専 特別講演会
 「希望のエネルギー資源 メタンハイドレート」開催

 

 生物応用化学科(岸本 昇 主任)主催の特別講演会「希望のエネルギー資源 メタンハイドレート」を、9月3日(日)に、和歌山市内の和歌山県JAビルにおいて開催しました。講師は、東京海洋大学 海洋資源環境学部 准教授の青山 千春 博士で、燃える氷として知られている海洋エネルギー資源「メタンハイドレート」の分野では著名な先駆的研究者です。
 会場には、小学生・中学生とその保護者を中心に、県内外から170名以上もの参加者がつめかけ、会場はほぼ満席となり、盛況のうちに開催されました。
 まず、メタンハイドレートとは何か、メタンハイドレートの掘削技術の現状など、日本がエネルギー資源大国になる可能性があること、和歌山県沖には多くのメタンハイドレートを含む地層があることなどをわかりやすく説明していただきました。さらに平成27年度メタンハイドレート採掘技術アイデアコンテストで本校学生(現・専攻科エコシステム工学専攻1年・嶋田 大海さんと嶋田 仁さん)が優秀賞を受賞したことを取り上げ、若い世代の斬新な発想が今後のメタンハイドレートの開発を大きく推進していくことを力説されました。
 講演の後半では、日高港新エネルギーパークの協力を得て、メタンハイドレートの実物展示が行われました。参加者は、冷たいメタンハイドレートを触ったり、ハイドレートに閉じ込められたメタンが気化するときに発生するパチパチという音を聞きながら、貴重なメタンハイドレートの実物を間近で観察しました。さらに、燃えるメタンハイドレートの演示もあり、参加者たちから大きな歓声の上がるシーンも見られました。
 質疑応答では、会場の小中学生から、「メタンハイドレートは人工的に作れるのか」、「メタンハイドレートは商品化できるのか」、「青山千春博士はメタンハイドレート以外にどのような研究を行っているのか」など多くの質問が寄せられました。参加者はエネルギー資源としてのメタンハイドレートを思い思いに実感している様子で、盛況のうちに講演会が終了しました。
 なお、本講演会は文部科学省主催「平成29年度地(知)の拠点整備事業(COC)」および経済産業省資源エネルギー庁主催「エネルギー教育モデル校事業」の支援を受けて実施されました。
 また、和歌山県、和歌山市、和歌山県教員委員会、和歌山市教育委員会、日高港新エネルギーパークのご後援を頂きました。

燃焼実験について説明する青山博士 実験の様子
採掘方法について説明する学生 メタンハイドレートの実物を触る小中学生たち