ヒトゲノム解読の世界的権威、榊佳之博士による学術講演会開催

2018年11月13日

 本校(校長:角田範義)では1113日(火)に、榊佳之博士(東京大学名誉教授、前国立大学法人豊橋技術科学大学学長、現静岡雙葉中学校・高等学校理事長)をお招きして、「ゲノム解読からゲノム編集へ 〜ゲノム科学発展の歴史と新たな挑戦〜」と題した学術講演会を催しました。当日は、本校化学・生物系学生および関係教職員約190名が聴講しました。
 榊博士は世界的な分子生物学者で、文部省科学研究費重点領域研究「ゲノムサイエンス」代表(1996年〜2001年)、国際ヒトゲノム機構(HUGO)会長などを歴任されています。とりわけヒトゲノム計画の日本代表として、ヒト21番染色体および11番染色体の全解読に大きく貢献されました。
 本講演では、ヒトゲノム解読への道、ヒトゲノム情報による医学・医療への飛躍的な貢献、さらにゲノム編集や合成生物学への展開などについて、自身の経験を交えながら、わかりやすく説明がなされました。
 講演後の質疑応答では、「人類のために解読されたヒトゲノムであるが、悪用されることがあるのでは?」や「ヒトゲノムが解読されたが、病気と個性の違いもわかるのか?」などの質問が、
学生から出されました。榊博士は、いずれも可能性を示唆した上で「ゲノム情報の利用や解釈は病気の治療にも役立つ可能性があるが、まずは倫理が重要である」ことを強調しました。

  注:ゲノムとは、染色体のDNAに含まれるすべての遺伝情報のこと。

講演会の様子1 講演会の様子2
講演会の様子1  講演会の様子2