令和2年度きのくにジュニアドクター育成塾「松を枯らす外来線虫のDNA発光検出」を開催

2020年12月14日

本校(校長:北風幸一)が主催する「令和2年度きのくにジュニアドクター育成塾」において実施する32講座の1つ「松を枯らす外来線虫のDNA発光検出」が、生物応用化学科の米光裕 教授が講師となり、令和2年12月5日(土)に午前と午後の2回開催され、塾生の小中学生32名が参加しました。

まず、米光 教授より松枯れの原因について講義があり、原因の一つであるマツノザイセンチュウが外来生物であり、日本の松は枯れてしまうが外国の松は共生関係にあって枯れないこと、日本のカミキリムシに取り付いて一気に拡大してしまったことについて説明がありました。

その後、先にドリルで穴をあけておいた松の輪切りからサンプルとなる木くずを取り出し、DNA検出の方法である「LAMP法」によりセンチュウのDNAがあるか実験が行われました。反応には1時間くらいかかるため、その間にマツノザイセンチュウが松に寄生しているかを判断する方法の説明がありました。講師からは、直接センチュウを集めて観察する方法と、センチュウのDNAを検出することで判断する方法の説明のあと、DNAの検出方法である「PCR法」と「LAMP法」がどういった試験であるかのわかりやすい解説がありました。

1時間が経過し、試薬の入った容器に紫外線を当てると発光するものがあり、マツノザイセンチュウが寄生していると判定され、塾生は反応したことに感動するとともに、松にセンチュウが寄生していることに複雑な気持ちのようでした。

塾生は、DNAの実験に興味がでたようで「PCR法やLAMP法の事をもう少し詳しく知りたい」、「DNAの検出の実験がとても面白い」、「PCR検査がどういうものかよくわかった」など活発な意見がありました。

 参加した塾生からは、「松を枯らす外来線虫を見たかった」、「高専でしか触れられないような実験器具や道具を触って実験することが出来たのが、とてもいい経験になりました」、「今のコロナ禍に合わせてPCR検査の仕組みを教えてもらえたので、学校の友達に話してみたい」、「外来生物の害などについても詳しく調べたい」等の感想が寄せられました。

 

講座風景1(ピペットの使い方を学ぶ) 講座風景2(サンプル採取)
講座風景1(ピペットの使い方を学ぶ) 
講座風景2(サンプル採取) 
講座風景3(反応前) 講座風景4(遠心分離器)
講座風景3(反応前) 講座風景4(遠心分離器)
講座風景5(発光反応の確認)
講座風景5(発光反応の確認 )