環境都市工学科

環境都市工学科 表紙

環境都市工学科主任挨拶

 

 わが国は、地震や台風といった災害の多い国です。人々が安全で安心して生活を送るためには、その基盤となる生活環境が災害に強く、便利で活力があり、さらに、環境と調和していなければなりません。

 環境都市工学科では、街、道、橋などを建設する技術や環境を守る技術、災害から人の命を守る技術について勉強します。さらに、このように大きな構造物の建設には多くの技術者が携わり「*人と人との繋がり*」が最も重要となります。このため、チームで参加するものづくり体験として、デザインコンペティションやコンクリートカヌー制作などさまざまなコンテストにも参加できるサポート体制が整っています。

 近年では、女子学生も増加し、学科に新しい風が吹いてきています。環境都市工学科で街をつくり、支える技術者を目指してみませんか。

環境都市工学科 主任 林 和幸

環境都市工学科について

 環境都市工学の技術は、地震や台風といった災害に強くて安全な国土造り、便利で活力のある国土造り、さらに、自然と調和した国土造りを実現することに貢献しています。本学科では、構造・水理・地盤・計画・材料などの国土造りの基本となる科目を中心に、環境関係の科目や情報処理関係の科目を組み合わせて、環境と調和した国土造りも考えられる技術者を育成する教育を行います。

環境都市工学科の求める人物像および卒業生が修得する能力

 ♦本学科では次のような人物を求めています(アドミッションポリシー)
  ・街・道・港・橋などをつくりたい人
  ・地球環境を守りたい人
  ・災害から人の命を守りたい人 

 本学科の卒業生には次のような能力を修得させます(ディプロマ・ポリシー)

  ・土木工学分野をコアとした幅広い知識・技術を活用し、積極的に課題解決ができる能力
  ・地域環境、地域社会との共生に関する理解および倫理観を身につけ、公共の安全・利益に配慮したものづくりの考え方ができる能力
  ・得られた学問的知識を駆使し、諸問題を的確に理解、分析する論理的能力
  ・国際感覚を備えたコミュニケーション基礎力、プレゼンテーション能力

卒業後の進路について

 本学科卒業生の内就職する者は、産業界の第一線で活躍し、各方面から高く評価されています。主な就職先は、東海旅客鉄道、西日本旅客鉄道、大阪ガスをはじめとする鉄道・電力・ガス会社、道路・トンネル等を建設する建設業や橋梁や鉄鋼メーカーです。また、構造物、地盤、水質および測量などの調査設計をするコンサルタント会社にも就職しています。また、国土交通省、和歌山県、市町村などの国家および地方公務員に多くの合格者を出しており、県内への就職も活発です。
 卒業生の内進学する者は、さらに高度な学術研究の道を選び、本校専攻科や国公立大学等へに編入学しております。
 なお、本学科を卒業すると測量士補の資格を取得することができます。

 詳しい進路については【卒業生の進路】に掲載しています。