学科共通科目・教員インタビュー
総合教育科が行っている講義で高校と違うところは以下の3点です。
01. 5年連結型の早期教育
5年間の教育だからできる高校+大学の内容を踏まえた横断的な教育を行います。
02. 教員は研究者たち
最新の技術で未来の技術者を育てます。
03. はじめは基礎から
はじめは丁寧に高校レベルからスタートし、5年間で理工系大学レベルへ導きます。
学科共通科目について
総合教育科が行っている講義で各科目ごとに他の高校と違うところを紹介します。教員名横の※はその科目の主任を表しています。
♣数 学 (担当教員:秋山教授、濵田教授※、右代谷准教授、平岡准教授、池田 助教)
01 高校数学とは違う高専独自のカリキュラムで学びます。
・専門科目の授業でタイミングよく数学が使えるよう、高校数学とは学習の順序を変えています。
02 本科3・4年生では理工系大学と同程度の数学を学びます。
・専門科目の授業や研究で実際に数学を使うことで、さらに理解が深まります。
03 本科3年生までの学習内容です。
・1年生 2年生 3年生
♣物 理 (担当教員:青山教授※、孝森准教授)
01 高校から大学レベルまでを、5年間という高校とは異なる長期間で計画的に学びます。
・高専独自のカリキュラムで、効率的に学びます。
02 公式の丸暗記よりも、物理現象の本質を学びます。
・未来の技術者になることを想定して、「物理の考えかた」そのものを学びます。
♣化 学 (担当教員:岩本教授※)
01 受験の化学ではなく、未来の技術者に本当に必要な化学を学びます。
・受験の技術も大切ですが、実践的な化学を学ぶことができます。
02 本格的な化学実験も実験室でできます。
・研究設備が整っているため、教科書にある実験も実際に本格的に行い学ぶことができます。
♣英 語 (担当教員:平山教授、吉田教授、マーシュ准教授、森岡准教授※、原 准教授、志村助教)
01 本科1~3年生は、基礎からていねいに学びます。
02 本科4~5年生は、就職や進学に向けたTOEIC対策などを行います。
・未来の技術者になることを想定し、「科学技術ニュースを英語で読もう。」「英語で幾何学の問題を解いてみよう。」などの講義も行います。
さらに、
・第2外国語(ドイツ語、フランス語、中国語)の授業もあります。
・ネイティヴスピーカーの先生から英語や中国語を学ぶことができます。
・英語プレゼンテーションコンテスト出場に向けた個別指導もします。
♣社 会 (担当教員:赤崎教授※,川﨑助教)
01 受験にとらわれない、自由な発想で「世界の中の日本」を学ぶことができます。
・未来の技術者になることを想定し、「江戸時代の科学技術ってどんなもの?」「絶対売れる新製品を生む技術ってあるのかな?」などの講義も行います。
♣国 語 (担当教員: 宮本教授、和田教授※)
01 説得力を生むのは「驚き」である
02 あなたの強い味方となる“読解力”と“表現力”をきたえよう
・未来の技術者になることを想定し、「クイズにゲーム、なんでもOK。3分間パフォーマンス。」、「日清の出前一丁に学ぶ、文章解読法。」などの講義も行います。
♣体 育 (担当教員: 桑原教授、中出教授、芥河准教授※)
01 高専の特徴である「自主性」を生かした講義をおこないます。
・挨拶だって、自主的に。授業のグループ分けのときも学生自ら自主的に分かれます。
02 スポーツ科学にも触れることができます。
・姿勢・運動と心拍数や血圧の関係について、実際に測定しながら学びます。
総合教育科教員へインタビュー
今回は、英語表現ほかを英語系の科目を担当されているマーシュ先生※にInterviewします!
Q ご出身はどちらですか?
A イギリス北西部のブラックプールという町です。保養地として有名な土地で、遊園地などもあってイギリス国内から多くの観光客が訪れます。
ブラックプールタワーが有名です。
Q 社交ダンスでも有名ですよね。さて、先生は和歌山高専でどんな授業をされていますか?
A 英会話や英語表現、スピーチなどを指導しています。できるだけ楽しく勉強してもらいたいと思っています。
学生たちが自分の考えを英語で話してくれるのが嬉しいです。
Q 学生たちといつも楽しそうに話しておいでですよね。研究のご専門はなんですか?
A タスクベースの英語学習です。実用的なテーマに取り組みながら、外国語のコミュニケーション能力を上げる教育方法です。
Q ところで、趣味は旅行だとうかがいましたが。
A 旅行は大好きです。クアラルンプールのバタフライパークはよかったですよ。日本国内だと、沖縄の美ら海水族館がおすすめですね。
※デビット・マーシュ准教授 総合教育科で「英語表現」ほかを担当。
オックスフォード大学工学部卒業後、コンピュータプログラマーとして働く。
その後、英語教育を志して、バーミンガム大学大学院にてMA TEFL/TESOL(英語教授法・修士)を取得。
講義を行うマーシュ准教授