授業風景
講義の風景
講義名:工作実習(1~3年生) 旋盤、フライス盤、ボール盤等のものづくりの基本となる工作機械を用いて、ぶんちんやトースカン等を製作し、機械の操作方法や特徴について学びます。また、放電加工機やマシニングセンタ等のNC工作機械の取り扱いについても学びます。 |
講義名:機械設計製図 機械の設計・製作で使用する図面の描き方を学びます。2次元の製図では図面の表記方法を学び、3次元の製図ではPCを使い、立体的に見えるモデルの機構や構造を確認しながら設計していきます。 |
講義名:機械工学実験(材料試験) 機械や構造物を設計するためには使用する材料の強さや伸び(機械的性質という)を知っておく必要があります。材料試験では金属材料の機械的性質を評価するために硬さ試験・引張試験・衝撃試験などの材料試験を行います。 |
講義名:機械工学実験(シーケンサ入門) 3年生の実習である電磁リレーなどを組合せた有接点シーケンス回路実装配線の後、4年生で行う実習です。工場の制御に適したプログラムによる実配線をしないシーケンス回路設計を、“シーケンサ”を用いて行います。 |
講義名:ロボット創作実習(3年生) 数人のグループを組み、工作機械や3Dプリンタ等を用いて部品を加工し、競技課題をクリアできるロボットの製作に取り組みます。ロボットの構想から完成までという、ものづくりの流れを計画的に体験しながら学んでいきます。 |
自主実験の風景
※自主実験は、探求テーマを自分で決める工学実験のことで本科4年生の学生を対象に開設しています。
テーマ名: 群ロボット大集合 自主実験として、人の周りを取り囲むように協調的に移動する群ロボットシステムの開発を行いました。距離センサを使って人の位置を検出する手法や、カメラを用いて各ロボットの位置を検出する手法、人の位置に応じて各ロボットが移動先を決定する手法を分担して考えました。写真はロボットやコンピュータへプログラムを実装している場面です。また、完成した群ロボットシステムを第一回和高専フェア(2017年11月23日開催)で一般公開しました。 |
テーマ名:アジマススラスターの製作 一般の船舶は舵を用いて船の向きを変化させますが、タグボートのようにその場で向きを変えなければならない船舶には、アジマススラスターという水平方向に360度旋回することができる推進装置が装備されています。この装置は特殊であるため、簡単に見ることができません。そこで、本実験では、アジマススラスターを3DCADによって作図し、構造を理解した上でモデルを製作して動作を確認しました。回転軸を2か所で垂直に方向を変える特殊な構造であることや正確に動力を伝えるためには高い工作精度が必要であることが判りました。 |
卒業研究の風景
テーマ名:円滑な会話コミュニケーションの支援のための動作訓練システム 言語聴覚士の人手不足が問題となっています。音声認識機能を使って発声の訓練をサポートする機器もありますが、本研究では、口動作と姿勢の観点で訓練をサポートする方法を提案しました。実際の言語聴覚士が行う訓練に、より近い訓練を目指すためです。Kinectセンサと加速度センサという手軽な機器を使って被験者の口動作と姿勢を計測し、その計測結果に基づいてある程度の訓練を実現できること、計測が容易な動作と困難な動作があることを確認しました。 |
テーマ名:不均一温度場における熱伝導率測定方法に関する研究 断熱材の熱伝導率を測定するのは想像以上に難しく、そのため市販の測定装置は非常に高価なものとなっています。したがって、多くの断熱材開発者が測定に苦労されています。そこで、私たちの研究室では、誰もが簡単に自作出来て、測定精度も高い測定原理と装置の開発を行っています。昨年度は新しい測定原理を提案し、50℃~400℃まで適用可能なことを示しました。今後は、最高温度1000℃で使用可能な装置を開発する予定です。 |
卒業研究発表会の風景
5年間学んだ研究成果は、卒業研究発表会・高専フォーラム・高専シンポジウム等学会で発表します。
(卒業研究発表会や学会での研究発表の様子)