学校概要

 高等専門学校は、「深く専門の学芸を教授し、職業に必要な能力を育成する」ことを目的とし、豊かな教養と専門の工学とを身につけた有為な技術者の育成を使命としており、中学校卒業程度を入学資格とする五年制の一貫教育を行う高等教育機関です。

 本校は、国立工業高等専門学校として、1964(昭和39)年に設置されました。現在では、知能機械工学科、電気情報工学科、生物応用化学科、環境都市工学科の4学科を有し、学生総定員800名です。さらに、2002(平成14)年から専門的なエンジニアを育成するため、メカトロニクス工学専攻およびエコシステム工学専攻の専攻科(修業年限2年、定員各8名)が設置されました。

全景空撮 (全景空撮)

 本校における教育は、学習した理論を実践面に生かす柔軟な頭脳をもった技術者を育成することを目的としており、一般科目と専門科目を有機的に関連させた特色ある教育課程を編成し、少人数教育と併せてきめ細かな教育を提供しています。また、全人教育の重要性から1968(昭和43)年以後、低学年全寮制を導入しています。この寮生活によって、自治と規律の精神を学び得ることが、本校の特徴でもあります。

正門 学生寮8号館

       (正門)                (学生寮8号館)

 本校は、和歌山県中南部における唯一の高等教育機関として地域産業振興の一端を担っています。そのため、公開講座、図書館の一般開放などを通して、地域の活性化に寄与しています。また、平成30年3月には鳥羽商船高等専門学校と包括協定(①教育連携及び共同研究等に伴う学生,教員等の交流、②海洋及び関連分野に係る情報資料の提供,並びに共同研究、③鳥羽商船高等専門学校所有の船舶(鳥羽丸)を活用した海洋の学術研究調査、④災害時の相互協力)を締結し新しい分野での連携に力を入れています。さらに、中華人民共和国の上海電機学院やインドネシア共和国のアトマジャヤ大学やスラバヤ工科大学やボゴール農科大学との間で学術交流を続けており、国際的にも開かれた学園を目指しています。本校は、平成26年に創立50周年を迎え、次の50年に向けて、さらなる地域の発展を目標に新しい一歩を踏み出しています。

角田校長とアトマジャヤ大学代表者との協定書締結の様子
 (アトマジャヤ大学と協定締結)
鳥羽商船高等専門学校と包括協定を締結
 (鳥羽商船高等専門学校と包括協定を締結)
和高専フェアで記念撮影
 (和高専フェアと商船高専フェアを合同で開催
(和歌山県立わかやま館にて))