校長挨拶

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  和歌山工業高等専門学校長 北風 幸一

 和歌山工業高等専門学校は、1964年(東海道新幹線開業、東京オリンピック開催)に和歌山県の中南部にある御坊市に設立され、2019年に55周年を迎えた歴史ある工学技術者(エンジニア)を育成する学校です。これまでに7,500人以上にわたる卒業生、修了生が産業を支える技術者として採用され、高い評価を得ています。多くの先輩方は企業で中心的な存在として活躍しており、グローバル化の進展に伴い海外で活躍する卒業生も出てきています。和歌山高専は、産業界の期待を反映した高い求人倍率のもと、就職希望者のほぼ全員の就職を実現するだけでなく、工学の技術を更に深めるために大学や専攻科へ進学できる道も開いており、国公立の大学に進学する者も少なくありません。

 これを可能としているのが、日本独自のユニークな高専教育システムです。その大きな特徴は、理工系に興味がある中学校の卒業生を対象とした5年間の一貫教育と早めの専門教育により、優れた技術者として社会に送り出すとともに、大学等での専門的な学術研究につながる基盤的な素養を培うことにあります。

 本校は国立高等専門学校機構に属しており、その本部から「ものづくり教育」という点で高い評価を受けています。実際の製品開発や生産現場での経験豊富な教員も多く、多様かつ優れた教育研究力を有する教員により実践的な技術教育を行っていることがその大きな理由です。優れた「ものづくり教育」の証として、テレビで放映される全国高専ロボットコンテストで、本校が全国大会の常連校であることもその理由の一つです。次世代を担う子供たち(小中学生)にロボットを通してものづくりの楽しさを伝える「きのくにロボットフェスティバル」にも、本校が中心的な役割を果たしており、年末の恒例行事となるまでに大きくなりました。

 また、本校は、和歌山県中南部地域で唯一の国立の高等教育機関であることから、地域に貢献する高専として産官学技術交流会を立ち上げ、技術相談や共同研究を活発に行い、地域の期待に応える活動を長年推進してきました。この経験が技術者教育に生かされ、本校が目指す人材育成に強く貢献していると自負しております。

 本校には、留学生・女子学生が生き生きと勉学できる環境も整えられています。グローバル化や男女共同参画に対応した環境の整備については、今後も強力に推進していきたいと考えています。

 最後に、保護者の方々や後援会、同窓会、関係者の皆様の日頃からの本校へのご支援に心から感謝申しあげますとともに、今後も本校の発展により一層ご支援くださいますようお願い申し上げます。

 

独立行政法人 国立高等専門学校機構

和歌山工業高等専門学校 

第11代校長 北風 幸一