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大阪万博に和歌山高専が洋上風力で出展・タイ高専専攻科生が高専教育を語る

2025年7月2日|お知らせ

 本校の電気情報工学科5年生である大谷怜已、小橋川琉聖、宮下潤の3名が、大阪万国博覧会において再生可能エネルギー・風力発電に関する展示を行いました。

 読売新聞主催「共鳴フェスティバル」(令和7年6月18日~19日)における高専未来チャレンジでは、科学技術やアート、文化などを来場者が体験を通じて学べる展示が行われました。和歌山高専の展示は「紀伊の潮風で動き出す巨大洋上風車を雷害から守れ」と題し、風車と雷の関わりについてのデモンストレーションを実施しました。大型水槽内に陸上風車と洋上風車(着床式・浮体式)の模型を設置し、雷雲を模擬した高電圧電極が移動しながら、風力で回転する風車ブレードに放電をさせるというもので、風車と雷の関係が視覚的に理解できる内容となっています。

 「和歌山は比較的風況が良く陸上風力発電が盛んな地域です。また県としても将来的な洋上風力発電の導入にも積極的であることを知って、この展示物を制作しました。我が国のカーボンニュートラル実現のために、風車をしっかりと雷から守ることは大事なことだと思います。」と説明する学生達に、来場者からは、「風車にどのように雷が落ちるのかと、どのように壊れないように対策されているのかよく分かった」、「くるくる回る風車にぱちぱち放電が起きるのが面白かった」、「クリーンな電力が和歌山で作られるのなら、積極的に買いたいと思った。原発由来の電気を使いたくないので」といった感想が寄せられました。

 この展示は、再生可能エネルギーの重要性とその技術的挑戦を広く伝えるものであり、多くの来場者にとって興味深い内容となりました。

 また、特設ステージではタイのKOSEN‐KMTILから和歌山高専に留学中のキョーターシー・ポラメット(愛称:トーエー)さんが、タイの産業高度化政策「タイランド4.0」の一環としてタイに高専制度をモデルとする学校が創立されていること、自身の天然由来色素を用いた色素増感太陽電池の研究についての説明をしてくれました。

 指導教員:電気情報工学科 教授 山吹巧一

 

 

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