本校学生がデザコンで最優秀賞(文部科学大臣賞)を受賞 2025年12月25日|お知らせ 11月8日(土)~11月9日(日)に鯖江市嚮陽会館(福井県鯖江市)において開催された、全国高等専門学校デザインコンペティション(通称:デザコン)に、環境都市工学科・専攻科エコシステム工学専攻の学生から2チームが出場し、それぞれ最優秀賞(文部科学大臣賞)・審査員特別賞を受賞しました。 デザコンは、主に土木・建築系で学ぶ全国の高専生が参加し、生活環境に関連した様々な課題に取り組むことで、より良い生活空間について考え提案する力が育成されます。 今回出場した「創造デザイン部門」は、未来につながるための脱炭素な社会づくりの作品(提案)を各チームが検討するもので、地域性、自立性、創造性、影響力、実現・持続可能性、の5つの視点を持った提案を行いました。 22チームがエントリーし、予選を通過した8チームが11月の本選に進出しました。最優秀賞(文部科学大臣賞)を受賞した作品「蚊ードガード」(環境都市工学科4年福本浩成さん、畑至道さん、吉田優星さん、同5年黒山紗依さん、最田ひなたさん)は、日本の亜熱帯化による蚊を媒介とする感染症の危険性に着目し、その危険性と脱炭素社会の構築に必要な知識を学ぶことができるカードゲームを提案しました。 また、審査員特別賞を受賞した作品「空き家と旅人」(環境都市工学科2年寺井雪菜さん、専攻科エコシステム工学専攻1年寺井梨華さん、山﨑宇槻さん、同2年溝畑圭汰さん)は、全国の空き家問題に着目し、田舎暮らしを夢見る若者が、地方の空き家でお試し暮らしができるプランを考案し、空き家を活用する取り組みを提案しました。 本選では、ポスター発表とプレゼンテーションを行い、他高専の参加者や審査員と討議を重ねながら、作品をブラッシュアップする作業も実施されました。特に最優秀賞に輝いた「蚊ードガード」は、提案内容のおもしろさや、発表力が高く評価され、受賞に至りました。 参加した学生たちは、「色々なアイデアを1つの形にまとめていくのが充実した時間でした」「他高専や審査員の方々の意見を聞けたことで多くの学びがありました」と感想を述べました。 指導教員は、「学生たちの柔軟な発想と、提案力・発信力の高さが評価され、大変うれしく思います。様々なアイデアを形にしていく作業や、それを人に伝えるということは簡単なことではありませんが、受賞という結果を残せたことは、学生たちの自信につながったと思います。」と語りました。 指導教員:環境都市工学科 講師 櫻井祥之 技術支援室 技術専門職員 森本喬太