公開講座「身近なものから作る太陽電池10.7」開催 2017年10月7日|地(知)の拠点 本校(校長:角田 範義 )の生物応用化学科(岸本昇 主任)は、10月7日(土)、和歌山県JAビル(和歌山市美園町)にて、公開講座「身近なものから作る太陽電池」を開催しました。今回の開催は、同年8月に本校のオープンキャンパスにおいて開催された公開講座「身近なものから作る太陽電池」と同様の内容で、和歌山市へ出張して行われました。 今回の参加者は2名と少数でしたが、補助学生との対話もあり、アットホームな雰囲気の中で進められました。まず、講師の綱島教授から、本公開講座の概要と色素増感太陽電池の原理について説明があり、その後、物質工学科5年生・野水さん、村上さん、八杉さんの指導のもと、手順に従って太陽電池を作製しました。 参加者は、ぶどう、みかん、ほうれん草、玉ねぎ、コーヒーなどの色素から太陽電池を作製し、光を当てて電圧を測定することにより発電を確認しました。 終了後のアンケートでは、色素によって発電性能が変わることへの驚きに加えて、「高専は楽しそうでした」などの感想が寄せられ好評でした。 なお、本講座で使用した電解液は、株式会社 紀州ほそ川 様よりご提供の「梅酢」を用いた電解液であり、補助学生の5年生3名が3年生の時に自由課題研究にて開発したものです。 (研究成果は高校化学グランドコンテストで発表してポスター賞を受賞。) 本講座は文部科学省主催の平成29年度地(知)の拠点整備事業(COC)および経済産業省資源エネルギー庁主催の平成29年度エネルギー教育モデル校事業の助成を受けて実施されました。 担当教員: 生物応用化学科 教授 綱島克彦 補助学生: 物質工学科5年 野水大輝、村上亮太、八杉憲彰 物質工学科3年 髙岡祐太 色素増感太陽電池を作製する参加者 色素をつける作業の様子 光照射下での電圧の測定の様子 「梅酢電解液」を説明する5年生たち