出前授業「化学発光の世界」開催 2025年9月19日|イベント 8月18日(月)に印南町立切目中学校において、中学1~3年生を対象に「化学発光の世界」の出前授業を実施しました。 本出前授業では、太陽や蛍光ペン、ホタルといった発光するモノがありふれていることから、化学反応を使った発光現象を通じて、より身近に科学を感じてもらうことを目的としました。 まず最初に、モノを「見て」観察することの大切さと、光の三原色について簡単に講義を行いました。 続いて、部屋を真っ暗にして、3つの異なる色素が含まれる溶液に、活性化溶液を加え、鮮やかなオレンジ、黄緑、青紫の化学発光を観察しました。 次に、3つの化学発光結果と光の三原色の知識を使って、各自オリジナル溶液の調合と発光実験を行いました。期待した発光を観察できたり、そうでなかったり、生徒それぞれが一喜一憂しながら大いに盛り上がった出前授業となりました。 参加した生徒からは、「無色透明な液体が光ったら青になるのが面白かったです。発光するのは普段落ち着いた色素が活発になるからだということが分かりました。オリジナルの色もつくれてとても楽しかったです」、「高専の人たちに白色やピンク色を作るのに質問するとやさしく教えてくれました。おかげで白色やピンク色に近づけてとても良い時間になりました。楽しかったです」といった感想が寄せられ、夏休みの思い出の一つになったように思います。 講座担当教員:総合教育科 准教授 西嶋政樹 講義に聞き入る生徒たち 鮮やかなオレンジ発光!