本校（校長：井上示恩）では、１０月２９日（日）に電気情報工学科（主任：山吹 巧一 ）の公開講座「AIと電気の探検シリーズ」の第二弾として、｢電気抵抗の正体｣を開催し、中学生７名、保護者や見学者３名の、計１０名が参加しました。

まず、講師の直井教授から、中学で学習するオームの法則の復習を兼ねた説明があり、続いて、電気抵抗体の寸法とその電気抵抗値との関係、および電気抵抗の起源に関する説明がありました。説明の進行とともに適宜クイズも出題されました。
その後は、各自が様々な長さや太さのニクロム線の抵抗値をテスターで測定し、電気抵抗体の寸法と電気抵抗値との関係を確認する作業を行いました。
中学では電気抵抗体を二つあるいは複数個直列あるいは並列に接続した場合の合成抵抗の計算方法を学習しますが、それが本日学んだ、電気抵抗値が電気抵抗体の寸法に依存することと密接に関係していることがわかり、大きくうなずいている受講生もいました。

今回の講座には中学1年生から3年生まで参加しており、特に1、2年生にとっては新しい概念が次々と提供されたため、説明内容を理解するのが大変であったようです。一方、3年生の受講生は終始リラックスして説明を聞いていました。
受講者の内、3年生は、中学では最初から与えられていたり、電流の計算に用いるだけの電気抵抗の値が、なぜそうなるのか、さらに電気抵抗値と電流の関係も詳しく知ることができたため、概ね満足そうでした。一方、1、2年生からは難しかったという感想も頂きましたが、本日の講座の内容への興味は高まったとのことでした。

• 担当教員：直井弘之