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きのくにジュニアドクター育成塾「水環境3 泥水をきれいな水にしよう」を開催

2023年11月8日|イベント

本校(校長:井上示恩)が主催する「きのくにジュニアドクター育成塾」において実施する講座の一つ「水環境3 泥水をきれいな水にしよう」が、環境都市工学科の横田 恭平 准教授が講師となり、令和5年10月28日(土)に開催され、塾生の小中学生8名が参加しました。

今回の講座は水環境に関する講座の1つで、河川や海の生き物をよりよく増やすにはどのようにするのかを最終目標とした全4回のうち第3回目の講座です。泥水を透き通った水にすることがテーマとなります。
第1回目(水環境1)、第2回目(水環境2)では、オンラインで実施し、水の水質をパックテストで調べる講座を行いました。第1回目では水質にも色々な項目があることを勉強しました(水環境1)。第2回目では、透き通っている水と泥水のどちらが有機物の量が多いのかを調べました(COD:化学的酸素要求量の分析を行いました)。結果として多くが泥水の方で有機物の量が少ない結果となりました。
そこで今回の第3回目では、有機物が少なく、そして泥も少ない水を作る方法を勉強しました。

最初に、講師から、水が濁っているとはどういうことかの説明と、魚が住みにくい水とはどんな水か?との問いかけがありました。その後、田んぼの土を用いて泥水をつくり、硫酸バンドといった試薬を泥水に加え、泥を沈殿させる実験を行いました。
その後、泥がどういう原理で沈殿し、最適な条件としてpHが関係するという説明がありました。

塾生からは、「学校の社会科の時間で『上水道は異物を沈殿させるところがある』と書いていたので、どうやって沈めるのだろうと、ずっと疑問に思っていたが、その謎が知れて良かった」「実験をして、目の前で泥水がきれいになっていくのが面白かった」などの意見や感想が寄せられました。

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