和歌山工業高等専門学校（井上　示恩 校長）では、９月２４日（日）に公開講座｢English Folklore Ghosts, Witches, and Fairies｣を、総合教育科（桑原主任）が開催し、中学生４名、保護者や見学者４名の、計８名が参加しました。

まず、講師のマーシュ准教授から、イギリスの民間伝承について興味深い事実について説明がありました。
その内容は、妖精や魔女などについてでした。それらはディズニーアニメなどの現代文化で多くの人に親しまれていますが、歴史的な伝承ではイメージが異なります。
例えば、妖精には男性も女性もいて、その多くが空を飛べないことや、生まれたばかりの赤ん坊を誘拐し、妖精界の奴隷として使役することもあるということです。魔女については、何百年も前、実際に魔女の存在は人々に信じられ、恐れられ、ヨーロッパ中で何千人もの罪のない女性が処刑されました。貧しい女性、体の不自由な女性、年配の女性などは、特に迫害の危険にさらされて死んでいったことなどを説明しました。

講義の後には簡単なクイズがあり、終了後のアンケートでは、「先生が英語で話しながらも日本語で説明していてくれてわかりやすかった」「フェアリーに羽はないと分かった。ネッシーはいないと知ることができた」などの声が寄せられています。

• 担当教員：マーシュ准教授