本校（校長：北風 幸一）では、12月3日（土）に公開講座｢高専の授業を体験してみよう 英語編｣が総合教育科（秋山聡 主任）によって開催されました。この公開講座には、中学3年生14名、保護者や見学者3名の、計17名が参加しました。

まず、専攻科メカトロニクス工学専攻１年の森有希富君と久保陽登君のそれぞれが、中学-高専本科-高専専攻科での英語との関わりについて話しました。楽しみながら積極的に英語学習に取り組んでいる点や、英語学習は才能云々ではなく努力の積み重ねで良い結果が出る点など、和歌山高専での経験をもとに意見を述べました。またふたりはTOEICの重要性にも触れ、TOEICに馴染みのない中学生にはとても新鮮に響いたようでした。

次に、本校で現在実際に使っている教科書を用いて、この日の講師の森岡隆准教授が１年次「英語総合」の授業を行いました。レッスン1の導入部分を扱い、適宜英語でなされましたが、参加者は緊張しつつも高専の実際の授業を楽しく受けることができ、得難い経験ができたようでした。

最後に、本番と同じ色で印刷された解答用紙を用いて、昨年度の入試問題を皆で実際に解いてみました。今回取り組んだのは主に穴埋め問題で、参加者は本学の学力入試を受験する前に貴重な経験と有益な情報が得られたことと思います。また答え合わせの時には講師から、マークシート式テストの受け方に始まり、英語の問題全体の構成や、毎年出題される問題の特徴についての解説がありました。

終了後のアンケートには、「とても楽しかったです」、「先生のお話、とても面白かったです。もっと受けてみたいと思いました」、「英語が苦手な自分でも分かりやすかったです」、「在校生〔専攻科生〕の人の話も興味深く、聞けてよかったです。」など、嬉しい意見が多数記されていました。