本校（校長：井上示恩）では「和歌山県や日本の自然と文化への理解を深めること」や「留学生同士の親睦も深めること」を目的とした留学生のための県内研修旅行が、８月１０日（木）に実施されました。今回は留学生１０名が参加し、マーシュ・デイビッド国際交流室長や一部のスケジュールではスティアマルガ・デフィン副室長による引率の下、和歌山県内の名所や博物館への見学に行きました。

　和歌山県立自然博物館（海南市）では、和歌山県の豊かな自然や多様な生物、その豊かな自然資源を活かした県民の生活について学びました。「展示された哺乳動物の剥製の作り方」「和歌山ではウツボは食材の一つであること」「和歌山にモササウルスやアンモナイトの化石が出土したこと」等に興味津々で、学芸員の方々へたくさんの質問をしながら説明を受けていました。

　その後は有名な観光名所でもある紀三井寺や和歌山城といった和歌山県北の史跡を見学、参加していた留学生達からは、「ケーブルカーに乗って頂上まで行ったことがない」「とても綺麗だ」とのコメントがありました。

　最後に訪れた和歌山県立博物館（和歌山市）では、当時開催されていた「日本刀」の企画展を見学、日本の伝統技術や歴史的文化についても学びました。

　コロナ禍が理由で様々な学外活動が制限されてきた留学生達にとって、制限の緩和による研修旅行の実施を喜ばしく思っていたようでした。また今回の研修旅行を通して、和歌山県や日本の文化や歴史を学ぶ貴重な場になったことでしょう。