本校(校長：井上示恩) の技術支援室（室長：岡本和也）では、8月3日（土）、Big・U（田辺市）にて公開講座｢太陽の光って何色？ ～光を分解してみてみよう～｣を開催し、小学4～6年生の受講者10名、保護者や見学者10名の、計20名が受講しました。

　まず、講師の森本技術職員から、太陽の光って何色だと思う？という問いかけがあり、その後、受講生に対して太陽の色が変わる理由や光を分解する方法について解説がありました。
　続いて、光を分解して観察するために簡易分光器の工作を実施し、受講者は自ら作製した分光器を用いて、太陽の光や様々な照明器具に含まれる色を観察しました。

　また、講義後半ではトマトはなぜ赤色に見えるのか？という内容について、光の混色実験や分光器を用いた解説があり、講座全体を通して光と色の関係性について講義を行いました。講座のまとめでは、「なぜ理科を学ぶのか」という切り口から、理科から工学へのつながりと、高専で学ぶ工学という分野の意義や内容について解説を行いました。

　講座終了後は、受講者から「光や色を通して工学について知ることができて嬉しかった。ほかの高専の活動にも参加してみたい。」いう意見をいただきました。
　また、講座を見学していた保護者からも「学校の授業とちがう角度からの講座で、子供が興味深く聞いていたのが印象的でした。」といった感想もいただき、受講者、保護者ともに会場全体で講座を楽しむことができました。

　本講座は、公益財団法人東京応化科学技術振興財団の助成を受け実施しました。

　担当職員：森本、天野、谷、富山、原池