公開講座「電気抵抗の正体」開催 2024年9月19日|イベント 本校(校長:井上示恩)では、9月8日(日)に電気情報工学科(主任:山吹 巧一)の公開講座「電気情報工学科ワークショップ」の第二弾として、「電気抵抗の正体」を開催し、中学生8名、保護者4名の、計12名が参加しました。 まず、講師の直井教授から、中学で学習するオームの法則の復習を兼ねた説明があり、続いて、電気抵抗体の寸法とその電気抵抗値との関係、および電気抵抗の起源に関する説明がありました。説明の進行とともに適宜クイズも出題されました。 その後は、各自が様々な長さや太さのニクロム線の抵抗値をテスターで測定し、電気抵抗体の寸法と電気抵抗値との関係をグラフで確認する作業を行いました。 中学では電気抵抗体を複数個直列あるいは並列に接続した場合の合成抵抗の計算方法を学習しますが、それが本日学んだ、電気抵抗値が電気抵抗体の寸法に依存することと密接に関係していることがわかり、納得したように大きくうなずいている受講生もいました。 今回の講座には中学1年生から3年生まで参加しており、特に1,2年生にとっては新しい概念が次々と提供されたため、説明内容を理解するのが大変であったようですが、最後まで集中力を切らさず、頑張って理解に努めてくれました。一方、3年生の受講生は終始リラックスして説明を聞いていました。 受講者のうち、3年生からは「電気抵抗全般について深堀りできた」「電気抵抗の正体を分かりやすく説明してくれた」「直列つなぎや並列つなぎで抵抗体に流れる電流の大きさが変わる理由が今回の講座で理解できた」といった感想をいただき、とても満足そうでした。また、1、2年生からは「知らないことをたくさん学べてよかった」「実験が楽しかった」といった感想をいただき、本日の講座の内容への興味がますます高まったようでした。 ・担当教員:直井 説明に聞き入る参加者 テスターで抵抗値を測定する参加者