きのくにジュニアドクター育成塾「水環境1」「水環境2」を開催 2024年9月26日|イベント 本校(校長:井上示恩)が主催する「きのくにジュニアドクター育成塾」において実施する講座の一つ「水環境1 海は青いけど本当にきれいな水なの?」「水環境2 泥水の方がきれいな水? 本当かを明らかにしよう」が、環境都市工学科 横田恭平准教授が講師となり、令和6年9月7日(土)に2回に分けて開催されました。 今回は、ウェブ会議システムによる遠隔講座で実施し、塾生の小中学生22名が自宅から参加しました。 水環境講座は3つの講座で構成され、これら水環境1~3を受講することによって、河川や海の生き物をよりよく増やすという持続可能な漁業を行うための第一歩となります。 また、SDGsにおいては、14の海の豊かさを守ろうに関連する講座となります。 講座では、横田恭平准教授から「お魚が住める水とは何か」について、生物が住める水質の指標としてCOD(化学的酸素要求量)があるという説明がありました。また、動物のえさとして植物プランクトンがいますが、それが成長するには窒素が必要であり、光合成と食物連鎖を例にして説明がありました。その後、水質を調べる方法の1つである「パックテスト」を用いて、塾生は3種類の水質(COD、硝酸イオン、アンモニウムイオン)を分析しました。 続く「水環境2 泥水の方がきれいな水? 本当かを明らかにしよう」は、パックテストを活用し、泥水は本当に見た目通りCODが高いのかを明らかにする講座です。講師の先生から、見た目で本当に水質を判断することができるのかどうか、分析するときの大事なことについて、説明がありました。 塾生からは「広い海や川の汚れはどうやって調べるのか?」「さかなが住みやすい環境をつくるのにはどうしたらよいか?」などの疑問や意見が寄せられました。 塾生の感想として、「泥水と濁った水を比べると、ぱっと見で泥水の方が汚いと思ったけど、実験で泥水のほうがきれいだと言うことがわかってびっくりしました」「水質がこんなに簡単に調べられるんだとびっくりしました」等が寄せられました。