本校の剣道部と神戸高専の剣道部員で構成した連合チームが、11月17日（日）に大阪市で行われた「第4回若木杯関西学生剣道大会」に出場し、男子５人制の部において準優勝を果たしました。
　この大会は、関西学生剣道連盟が主催する大学生の大会であり、今回試験的に大学生に相当する高専本科４、５年生による連合チームの参加が認められました。

　剣道は生涯継続することができる競技特性を持っており、その魅力は歳を重ねるごとに深みを増してきます。高専では、主に高専大会の他に高等学校体育連盟の大会に参加させていただくことが多いですが、多くの競技で、高学年になるにつれ競技から距離を取る学生も多くありません。

　和歌山高専と神戸高専は、毎年夏に行われる高専大会において永らくライバル関係にあり、相互に意識する好敵手です。
　学生達の関係性は極めてよく、合同稽古会においても相互の技術を高める会話をしたり、同じ大会に参加する場合には合同でアップしたりなど人間的にも成熟し合える関係になっています。今回同じチームで参加し、上位入賞した経験は、彼らの人生に大きなインパクトを残すだけでなく、剣道競技の魅力発信に大いに期待できると考えています。試合には勝敗はつきものですが、その向こう側にあるものを見る機会をいただきました。
　関西学生剣道連盟久徳博文会長には心より感謝申し上げます。

　剣道部顧問：生物応用化学科 教授 楠部真崇