土木学会関西支部主催「高専学生対象講演会」を環境都市工学科で開催 2025年1月8日|イベント 本校、環境都市工学科では12月23日(月)、土木学会関西支部主催「高専学生対象講演会」を実施しました。 本講演会は、京都大学防災研究所の後藤浩之教授を招き、令和6年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」の現地被害調査の結果をふまえて、近い将来発生するであろう南海トラフ地震に対して、どのような対策をすべきか、また、土木技術者として将来何ができるのかなどについて、環境都市工学科の1~3年生の学生および教職員を対象に講演いただきました。 講演の冒頭では、日本で発生する地震の種類と特徴について、過去に発生した震災を例として説明があり、能登半島地震の規模や被害の状況およびその原因について、さらに復旧の状況などについて説明がありました。 特に、地域性が類似する紀伊半島については、南海トラフ地震により同様の被害が予想されることから、発災後、孤立する集落に対して食料などの物資を輸送するためには、道路網の整備が重要であることを改めて理解する機会となりました。 和歌山高専の学生の半数以上は寮生であることから、寮生から普段実施している避難訓練の在り方に対して質問が出るなど、関心の高さが伺えました。 講演会の様子 講演する後藤先生