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本校スティアマルガ准教授が奈良県国際農業者交流協会の研究会で国際化・国際交流について講演

2025年12月23日|お知らせ

 本校生物応用化学科のスティアマルガ・デフィン准教授が、令和7年11月18日に橿原商工会議所で開催された奈良県国際農業者交流協会「国際化対応営農研究会」にて国際化・国際交流について講演を行いました。

 本研究会は、国際化に対応した農業の実現を検討するため、先進的な農業経営や技術に関する講演会等を開催するものです。主催の奈良県国際農業者交流協会(会長:井上原一)は、海外農業研修修了者を主な構成員とし、海外派遣や海外からの研修生受け入れを通じて、県内農業の発展と国際農業交流への寄与を目的に活動しています。

 スティアマルガ准教授は、演題「中道がええで!グローバル時代の食糧生産」において、インドネシア出身として日本と米国で学業・研究・業務に長年携わってきた経験や、本校での国際交流活動の実務経験を踏まえながら講演を行いました。少子化や農業従事者の後継者不足といった問題を抱えつつ、グローバル化が進む農業現場の変化にどう対応すべきかという観点から、外国人材と共に働くための考え方と受入体制、アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見・差別)への向き合い方、宗教的背景への配慮と現場での対応などを取り上げ、実務的な視点を交えて紹介しました。

 活発な質疑応答や意見交換が行われ、聴講者・講演者の双方にとって有意義な勉強会となりました。

 スティアマルガ准教授のこの活動は国際化対応に関する知見を地域へ還元する社会貢献活動であり、海外研修と受入を軸とする国際交流活動の推進にもつながる講演として位置づけられます。

 

講演の様子

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