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本校学生が高専防災減災コンテストで最優秀賞受賞

2023年3月8日|お知らせ

第1回高専防災減災コンテストが、東京国際フォーラムで開かれ、本校(校長:北風 幸一)の環境都市工学科5年生の田中勇摩さんと山添成毅さんが、「防災学習砂場の開発」というタイトルで最優秀賞(文部科学大臣賞)を受賞しました。(指導教員:環境都市工学科教授 辻原 治)
このコンテストは、防災減災にかかわる課題を解決する技術のアイデア創出と検証を行い、高専生の成長と促進と若い力による社会の災害レジリエンス向上に寄与することを目的として開催されました。

【受賞内容】和歌山県は、山が陸地の多くを占めているため、災害の中でも、大雨などによる土砂災害についての理解が必要です。しかし、土砂災害を学ぶための教材は数少なく、学習の定着も難しいです。この企画では、プロジェクションマッピングが行える砂場で、能動的に谷や急傾斜地等の地形のイメージを理解できる装置を開発しました。この装置を利用することで、小学生にとって分かり難いとされる等高線の学習や、がけ崩れ、地すべり、土石流が起こりやすい地形やハザードマップの学習を支援し、土砂災害についての学習の動機付けや知的好奇心の刺激につながることが期待できます。

【受賞理由】土砂災害という地域の課題に寄り添って、防災教育教材の開発に熱意をもって取り組み、和歌山県土砂災害啓発センター、日高川町や那智勝浦町の教育委員会および地域の小学校等、多くの方々の協力を得て繋げる力が評価されました。

二人は、「このプロジェクトに関わっていただいたステークホルダーとメンターはじめ、実践させていただいた小学校など、関係の皆様に感謝します。プログラムや動画づくりなど、初めての体験が多く、大きく成長できました。」と感想を述べました。
指導教員の辻原教授は、「卒業研究とコンテストの二刀流で大変忙しい中でも、充実した一年間だったと思います。受賞した二人は、卒業後、それぞれ別の県内市役所に就職が決まっていますが、この経験を活かして活躍してもらいたいです。」と語っています。

受賞の様子

受賞の様子

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