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本校学生が防災減災コンテストで「文部科学大臣賞」「高専機構賞」W受賞

2024年3月7日|お知らせ

「第2回高専防災減災コンテスト」(主催:高専機構、防災科学技術研究所、国際科学振興財団、後援:文部科学省、高専連合会、日本放送協会NHK)が、茨城県つくば市の防災科学技術研究所和達記念ホールで開催され、本校(校長:井上示恩)の環境都市工学科5年生の谷口晃祥さんと専攻科エコシステム工学専攻2年生の片嶋将人さんの「ロボット先生をプログラミングで動かして学ぶ防災学習」が「文部科学大臣賞」(最優秀賞)を受賞しました。本校学生による、本コンテストでの文部科学大臣賞の受賞は、昨年度の第1回高専防災減災コンテストに引き続き、2年連続になります。

また、環境都市工学科5年生の小森琳央さんの「Sustainable Education of Disaster Prevention~地元の祭りとのコラボレーション~」が「高専機構賞」を受賞しました。

このコンテストは、防災減災に関わる社会課題を解決するアイデアとその検証を競う大会です。
全国の高専から27チームの応募があり、その中から書類審査を通過した10チームが、ステークホルダーへのインタビュー、実証、評価などを通して、アイデアの検証を行った結果について、令和6年2月29日につくば市で開かれた最終審査会で発表しました。

「文部科学大臣賞」を受賞した谷口さんと片嶋さんは、防災教育にプログラミング学習の要素を取り入れ、小学校の生徒がゲーム感覚でロボットの動きをコントロールしながら、土砂災害について楽しく学習できる教材を開発し、実践を通じてその効果を計測しました。
 この企画では、和歌山県土砂災害啓発センターと連携し、土砂災害に関する模型の製作や那智勝浦町立市野々小学校での実証などで、多大な協力をして頂きました。

「高専機構賞」を受賞した小森さんは、防災を地域文化のお祭りのように、防災についての知識や取り組みも地域の人たちが世代を超えて継承していくための仕組み作りを提案し、和歌山県由良町吹井の唐船祭りとのコラボで、防災をテーマにしたクイズ大会やスタンプラリーを行いました。
実証の機会を与えて頂いた吹井祭礼実行委員会をはじめ吹井地区の皆様、また趣旨に賛同し協力して頂いた由良町役場、さらに津波の浸水予想や防波堤の高さなどについてご教示頂いた和歌山県港湾漁港整備課に大変お世話になりました。

両チームを指導した環境都市工学科の辻原治教授は、「約半年間におよぶ活動の中で、ステークホルダーや、小学校の先生、教育委員会、企業や役場の関係者などからのヒヤリングと分析、またメンターである防災科学技術研究所の研究員とのディスカッションといった貴重な経験を通して、学生は大きく成長したと思います。今春の卒業後、この経験を生かして活躍してもらいたいです。」と話しています。

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