本校国際交流推進室による協定姉妹校IPB大学及びアットマジャヤ大学への訪問 2023年9月1日|お知らせ 2023年8月24日(木)、本校(校長:井上示恩)より派遣された国際交流推進室副室長のスティアマルガ・デフィン准教授がIPB大学(旧ボゴール農科大学、西ジャワ州ボゴール市)を訪問しました。 この訪問は、同年5月22日(月)に行われたIPB大学の大学評議会・教授会による本校への表敬訪問に対する返礼として実施、前回は両校間の絆を深め、具体的な国際交流活動について話し合う機会を設けることが目的であったのに対し、今回の訪問は7年目を迎える学術交流のための協定(MoU;覚書)の締結に基づく国際学術交流活動の今後について、またその実施の一環ともなるIPB大学専門職教育学部からの学生インターンシップ生を研究ベースで受け入れる方針について議論することの二点を目的とした訪問となります。 議論に際し、IPB大学側からは専門職教育学部長Aceng Hidayat教授等、大学評議会会長Yonny Koesmaryono教授ならびに会長補佐Epi Taufik准教授が出席した他、和歌山高専学生の受け入れ経験を有する水産海洋科学部Beginer Subhan専任講師および経済経営学部副学部長Lukytawati Anggraeni准教授も会議に参加されました。 IPB大学からのインターンシップ生の受け入れについて、スティアマルガ副室長は和歌山高専の前向きな方針を報告、今後二校間で詳細について話し合うこととなりました。またAceng Hidayat教授は、この方針に対して喜びと期待を表明、自分の学部から最高の学生を送ることを約束、国際学術交流の将来的な可能性についての一致した意見を示すものとなりました。 また、今回の訪問でスティアマルガ副室長は半公式ながらも同月28日(月)にアットマジャヤ・カトリック大学(ジャカルタ首都特別州)・元副学長Diana Waturangi教授とも面会、コロナ禍のために一時中断していたMoUに基づく両校間の国際学術交流再開について協議しました。 その他、スティアマルガ副室長は訪問先の教員等と研究討論を行っただけでなく、インドネシア国立ディポネゴロ大学(中部ジャワ州スマラング市)での生物多様性研究に関する訪問講義や基調講演、さらには研究討議に参加しました。また(科学研究イノベーション庁) が主催したFIDI2023(インドネシア科学者フォーラム2023)にも参加し、招待講演者として自身の研究に関する講演を行いました。 このように、インドネシアへの訪問は教育と研究の分野での将来的な国際交流と協力の強化に向けた重要な一歩となりました。 IBP大学での集合写真 ディポネゴロ大学での基調講演 アットマジャヤ大学・ディアナ先生と FIDI2023での集合写真