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本校の専攻科生が令和3年度のInterverse Virtual Reality Challenge (IVRC) コンテスト第2段階SEED STAGE において企業賞「さくらインターネット賞」を受賞

2021年10月19日|お知らせ

本校(校長:北風幸一)の専攻科メカトロニクス工学専攻1年生の坂口文哉さんと山本泰雅さん(指導教員:電気情報工学科・村田充利准教授)が、令和3年度のInterverse Virtual Reality Challenge (IVRC) コンテストに参加(チーム名:NEXTゆめくじら)し、全部で第3段階まであるSTAGEのうち第2段階であるSEED STAGE において企業賞を受賞するとともに、第3段階出場が決定しました。同コンテストは、1993年から始まったVirtual Realityに係る作品を企画・制作するチャレンジを行う学生対象のコンテストで、多くは大学生・大学院生が取り組まれる中、高専生の参加は非常に珍しいものとなっています。

今回、企画83件と多くの応募のあった中、第1段階の書類選考を通過して第2段階であるSEED STAGE へ進むことができたのは26チームで、協賛企業選考の結果、企業賞は本校チームを含む5チームが受賞することとなり、本校チームの作品「炒飯道」は「さくらインターネット賞」を受賞しました。
SEED STAGEは、本来は会場での体験審査会の予定がコロナウイルスの影響もあり、オンラインによる審査となりました。審査は、実際に作成した作品についての動画を作成してYoutubeにアップロード、その動画を審査員がZoomで視聴し、コメントを提示するというものでした。
本校のチームは、「炒飯」という素朴ながら実はとても奥が深い料理を、よりおいしく作るために、炒飯づくりを体験することの出来るデバイスを提案し作成されました。
チームは作品を「炒飯という食べ物は、メイラード反応(還元糖とアミノ化合物(アミノ酸、ペプチドおよびタンパク質)を加熱したときなどに見られる、褐色物質を生み出す反応のことで、食品工業では食品の加工や貯蔵の際に生じる、製品の着色、香気成分の生成、抗酸化性成分の生成などに関わる反応であり、非常に重要とされている。)を起こすことにより、香りがとても良くなりより美味しくなる。このメイラード反応を起こす為には、適切な鍋振りが必要であるが、鍋の振り方は形式化(数式で表せる)できる。しかし、実際には形式化された通りに鍋を振るのは初心者にとってとても難しいため、より実際に近い感覚で鍋振りの練習が行えるデバイスを提案・製作した。」と説明しています。

審査員からは、「本物でいいのでは?と思うものをあえて装置化するところが面白い」「この装置をよく作れた。こんな力学提示装置を作るのは大変なはず」「地面に対して鉛直方向に磁力を発生させるデバイスがすごい」「ぜひ体験してみたい」「将来が楽しみな学生です」などの講評をいただきました。

今後、11月6日(土)には、第2段階に出場した26チームが、引き続き第3段階LEAP STAGEでの審査に臨む予定です。
また、コンテストの作品は、地域貢献に結び付けられるよう 、小中学生向けの講座などでも紹介していく予定です。

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