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「ロボット先生」をつくば市の防災科研で展示・実演

2024年5月13日|お知らせ

 第2回高専防災減災コンテストで文部科学大臣賞を受賞した「ロボット先生をプログラミングで動かして学ぶ防災学習」が、4月20日(土)に、茨城県つくば市にある防災科研(国立研究開発法人防災科学技術研究所)の一般公開に招待され、展示・実演を行いました。

 防災科研は1963年に設立され、「予測」「予防」「応急対応」「復旧・復興」という防災のすべての局面の研究開発に取り組んでおり、総合的な防災に関する唯一の国立研究開発法人です。

 同研究所の一般公開は、研究や活動について理解と関心を深めてもらう目的で毎年開催されています。
 地震・津波、火山、水・土砂、マルチハザードリスク評価、防災情報、災害過程などに関して、楽しくわかりやすい展示や実演がありました。茨城県内のみならず東京や神奈川など県外からの参加者も含め、2,000人以上が参加しました。

 本校の「ロボット先生をプログラミングで動かして学ぶ防災学習」は、土砂災害を避けてロボットを避難所まで誘導するという防災・減災とプログラミングを融合した防災教育教材です。
 昨年度、当時環境都市工学科5年生の谷口晃祥さんと専攻科エコシステム工学専攻2年生の片嶋将人さんが、和歌山県土砂災害啓発センターの協力を得て開発しました。
 一般公開の当日は午前2回、午後2回で合計4回の実演を行いましたが、非常に好評で、すべての回の整理券が10時のオープンとほぼ同時に完配しました。

 この一般公開には、教材開発を指導した環境都市工学科の辻原 治 嘱託教授と、ステークホルダーの和歌山県土砂災害啓発センターから2名の職員が出展者として参加しました。
 辻原教授は「子供たちにロボット先生を体験していただき大変好評でした。このような、防災・減災教育の新たなアプローチが広く普及していくことを期待します。」と話していました。

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