本校（校長：井上示恩）環境都市工学科の 櫻井 祥之 講師が、公益社団法人日本都市計画学会 論文奨励賞を受賞しました。

　2014年に制度化された立地適正化計画において指定される居住誘導区域と浸水被害リスクの関係に着目した論文「災害リスクを考慮した居住誘導区域の指定に関する研究」について、人口減少と災害激甚化という、まさに我が国の自治体が対峙している課題に対する具体的な提言を行ったことで、社会的有用性の高さが評価されての受賞となりました。
　授賞式は令和６年６月７日（金）に、東京大学 伊藤国際学術研究センター（東京都文京区）にて開かれました。

　今回の受賞を受けて、櫻井講師は、「公益社団法人日本都市計画学会 論文奨励賞を受賞することができ、大変うれしく思っております。本論文は、国や自治体が人口減少下を考慮しつつ、都市のコンパクト化と災害対策を進めていくための、分析や提言を行った研究です。都市計画・防災の場で本研究の成果が活用されることを期待しつつ、卒業研究を通して都市計画や防災の技術者育成に寄与できるよう励んでいきたいと考えております。」と感想を述べました。