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本校学生が第4回学生向けインフラDX技術コンテストで「最優秀賞」受賞

2024年11月14日|お知らせ

 本校(校長:井上示恩)の環境都市工学科4年生の水口詠斗さんが、第4回学生向けインフラDX技術コンテストにて、最も栄誉ある最優秀賞を受賞しました。(指導教員:環境都市工学科 准教授 横田恭平)

 同コンテストは、近畿地方の大学院、大学、高等専門学校等の学生を対象に、デジタル技術を活用したインフラ分野の研究内容等を公募し、アピールする機会を設けるものです。
 一般社団法人近畿建設協会 第4回 インフラDX技術コンテスト

 水口さんの研究内容である「事後対策型防災杖​『用心棒』の開発​」は、多数の応募の中から書類審査で上位3組に選ばれました。その後、水口さんは11月7日(木)に例年1万人以上が来場する「建設技術展2024」にて発表し、最優秀賞を受賞しました。発表者のうち2名が大学院生で、水口さんは唯一の高専生でした。

 発表内容は、自然災害に対して事後対策型※の「用心棒」を作成し、高齢者や、突発的に起こる災害時に現地の避難場所が分からない観光客にも役立てるものです。
 「用心棒」には、〈避難路を示すARナビ〉、〈救助者に居場所を知らせるGPSストラップ〉、〈夜間に避難路を光で照らすライト〉、〈防災用品を収納するスペース〉などが搭載されており、避難時に必要な機能が多く盛り込まれています。水口さんが、急な避難を必要とした場合でも人々の生命を守る「用心棒」として役立ってほしいという願いから名付けました。
 これらの機能や水口さんの思いが届き、今回の受賞につながったと思います。

 受賞した水口さんは、「初めての口頭発表ということもあり、とても緊張しましたが、思いがけず最優秀賞をいただけて本当に驚いています。この結果にとても嬉しく思っていますし、今回の経験を今後の学びや挑戦に活かしていきたいです。 」と話しています。
 今後はこの「用心棒」を商品化し、多くの方の避難時に役立つものを作成していく予定です。


 ※事後対策型とは、自然災害が発生した直後の対策を考えるものです。避難訓練やハザードマップの確認は災害が発生する前に行う対策のため事前対策型となり、今回の「用心棒」は災害が発生した直後の避難場所への避難の方法を考えるものとなっています。

 

 

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