本校学生が全国高等専門学校デザインコンペティションで「優秀賞」受賞 2024年12月18日|お知らせ 11月2日(土)~11月3日(日)に、阿南高専(徳島県阿南市)において全国高等専門学校デザインコンペティション(通称:デザコン)が開催され、本校環境都市工学科の学生5名(5年 ホール弘ケビンさん、寺井梨華さん、山﨑宇槻さん、4年 黒山紗依さん、最田ひなたさん)が、「創造デザイン部門」に出場し、優秀賞を受賞しました。 デザコンは、主に土木系・建築系で学んでいる学生を中心に全国の高専生が参加するもので、生活環境に関連した様々な課題に取り組むことにより、より良い生活空間について考え提案する力が育成されます。 今回出場した「創造デザイン部門」は、未来につながるための脱炭素な社会づくりの作品(提案)を各チームが検討するもので、地域性、自立性、創造性、影響力、実現・持続可能性、の5つの視点を持った提案を行いました。 9月に予選審査が行われ、通過した作品が阿南高専での本選に臨みました。 和歌山高専の学生たちは、作品名「ソダテル」を出品し、人口減少やみかん農家の担い手不足といった和歌山県が抱える地域課題に対し、工場跡地を活用した賑わいの創出やSNSを活用した有田みかんの関心度アップ、小中学校でのみかん農家体験プログラムの構築などを提案しました。 本選当日は、会場にてポスター発表とプレゼンテーション発表の両方を行い、他高専の参加者や審査員と討議を重ねながら、作品をブラッシュアップする作業も実施されました。 本作品は、工学を学ぶ高専生が農業との連携による脱炭素なまちづくりを提案したことや、地域の課題を適切に把握したこと、プレゼンテーション能力等が高く評価され、授賞に至りました。 参加した学生たちは、「色々なアイデアを1つの形にまとめていくのが充実した時間でした」「他高専や審査員の方々の意見を聞けたことで多くの学びがありました」と感想を述べました。 指導教員は、「短期間で色々な意見を出し合いながら、ひとつの提案としてまとめていくのは大変でしたが、優秀賞という結果が得られてよかったです。改めて学生たちの底力を感じ、貴重な経験をさせていただきました」と語りました。 指導教員:環境都市工学科 講師 櫻井祥之 受賞メンバー 校長への授賞報告(前列左から:黒山さん、寺井さん、後列左から:井上校長、ホールさん、最田さん、山﨑さん、櫻井講師) ポスターセッションの様子 審査員との討議