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きのくにジュニアドクター育成塾「水環境3 泥水をきれいな水にしよう」開催

2024年10月31日|イベント

 本校(校長:井上示恩)が主催する「きのくにジュニアドクター育成塾」において実施する講座の一つ「水環境3 泥水をきれいな水にしよう」が、環境都市工学科の横田 恭平 准教授が講師となり、令和6年10月6日(日)に開催され、塾生の小中学生17名が参加しました。※午前と午後の2回実施

 この講座は水環境に関する講座で、「河川や海の生き物をよりよく増やすにはどのようにするのか」を最終目標とした全3回のうち、最終回の第3回目の講座で、泥水を透き通った水にすることがテーマとなります。

 第1回目(水環境1)と第2回目(水環境2)は、オンラインで実施され、水の水質をパックテストで調べる講座を行いました。
 第1回目では水質にも色々な項目があることを、第2回目では透き通っている水と泥水のどちらが有機物の量が多いのかを調べました(COD:化学的酸素要求量の分析を行いました)。実験の結果は多くが泥水の方で有機物の量が少ない結果となりました(https://www.wakayama-nct.ac.jp/cat_event/7442/)。
 そこで今回の第3回目では、有機物が少なく、そして泥も少ない水を作る方法を勉強しました。

 講座では最初に講師から水が濁っているとはどういうことかの説明と、魚が住みにくい水とはどんな水か?との問いかけがありました。
 その後、運動場の土を用いて泥水をつくり、硫酸バンドといった試薬を泥水に加え、泥を沈殿させる実験を行いました。
 最後に、泥が沈殿した原理が説明され、そして最適な条件としてpHが関係するという説明がありました。

 塾生からは、「塩酸は酸性の中で最強クラスと聞いたけど、これより強い酸性はあるのか?」「泥の粒はどれくらいの大きさのブロックまで凝析することができるのか?」などの活発な意見がありました。

 塾生の感想として、「硫酸バンドや塩酸を入れたら泥水がきれいになるのがすごいと思った」、「ろ過したら水がきれいになるのは知っていましたが、いろいろな薬をつかうときれいな水になることは知らなかった」「ぼくたちが毎日飲んでいる水が安心して飲めることがわかった」等が寄せられました。

 

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